高崎山動物園は、大分県別府市にあります。動物園と名がついていますが、サルしかいません。
ここでは、野生のサルを自然な状態で観察することができます。檻がないので、自分の足のすぐ横をサルが走って行ったりします。
年末に行くと、ちょうど恋のシーズンでした。あちこちで興味深い人間模様が見られました!
三角関係のサル
例えば、この3匹のサル。三角関係にあります。オスザルは、左にいるメスザル(子持ち)のことが好きなんだそうです。メスザルもまんざらでもない様子。
ただ、元彼女のサルはオスのことが忘れられません。振られてもそばで見ていたいという女心なのか、微妙な距離でオスの近くにいるそうです。なんだか切ないですね。
一方通行のサル
別のオスザル(その群れのNo.3だったかな)が、あるメスザルを追いかけ回していました。オスザルはそのメスのことが好きで好きでたまらないみたいです。でもメスはそのオスが嫌で嫌で、いつも逃げ回っています。飼育員さん曰く、家族にも反対されているそうです。そのメスの頭のいいところは、彼に追いかけ回されたら、そのオスよりも高い地位のオスザルのところに逃げるところ。サル社会は序列がはっきりしているので、自分よりも高い地位のオスに逆らうことができません。そういうときは、すごすごと背を向けるそうです。
赤ちゃんザル
赤ちゃんザルもたくさんいました。しっぽがかわいい。
毛づくろいされている方が親なのかな。子ザルがくっついています。
私が行ったときには会えませんでしたが、高崎山には「カラオケ」という名の母親ザルがいます。この母ザルは2匹の子ザルを育てています。一匹は自分の子で、もう一匹は別のサルに育児放棄された子なんだそうです。
カラオケ、きっと優しいサルなんでしょうね。母に見放されてしまった子を放っておけなかったんでしょう。自分の子と一緒に育てているそうです。サルの社会でも、いろいろあります。
こちらは別の母ザル。おっぱいをあげています。
ぎゅーっ!
ぎゅぎゅーーっ!
一人前になるまではお母さんのそばを離れず、いっぱい愛情をもらってね〜。
人間の親子
さて、話は変わって人間の親子です。高崎山の駐車場の横に、子供が思い切り走り回れる広〜いスペースがあります。車に戻る前に寄り道しました。
夫「こっちへおいで〜」
がに股で一生懸命パパのほうへ向かいます。
無事たどり着いたら、夫にぎゅーっと抱きついていました。
微笑ましいなと思って見ていたら、くるっと方向転換して私の方へ戻ってきました。「やっぱりママがいいのね〜」なんて喜んで抱きしめたのもつかの間、すぐに方向転換して夫の方へトコトコ…。
結局、私と夫の間を何往復もしました。
君もいっぱい両親から愛情もらってね♪
Down Jacket: COMME CA ISM(80)
Red Pants: H&M(12-18M)
高崎山動物園へのアクセス方法
(訪問当時の情報です)入場料 | 大人 510円 高校生 510円 中学生、小学生 250円 園児以下無料 |
営業時間 | 8:30〜17:00(入園は16:30まで) |
交通アクセス | 大分駅から車で20分くらい 詳細は公式HP(アクセス)参照 |
個人的満足度 | ★★★★☆(4.0) (+)自然のサルが見られる (+)飼育員さんのお話が面白い (−)野外なので寒い |
※高崎山のエサやり場までは階段を上ることになりますが、スロープがあるのでベビーカーでも行けます。(ただし急坂)