昔、夫婦で台湾に行ったことがありますが、子連れで行くのは初めてです。というより、子連れで海外に行くこと自体初めてです。2歳になったばかりの息子の手を引き、ドキドキしながら成田空港を移動しました。
航空会社カウンターでのチェックイン → セキュリティチェック → 出国審査 の流れについて、子連れならではの体験談を書いていきたいと思います。
- カウンターでのチェックイン時、ベビーカーをゲートユースにしてもらおう
- セキュリティチェック時は子供の飲み物に注意
- 幼児はベビーカーに乗ったまま金属探知機のゲートを通れる
- 出国審査では子供もパスポートとの顔写真照合あり
- おまけ・出国手続き前に子供を遊ばせる場所
カウンターでのチェックイン時、ベビーカーをゲートユースにしてもらおう
仕事を終えた夫と空港で合流できたので、エバー空港のカウンターでチェックイン手続きをしました。スーツケースと一緒にベビーカーを預けるとき、「飛行機を降りたらすぐお使いになりますか?」と聞かれました。「じゃあ…」なんて言ってお願いしたのですが、これが正解でした。
国際線の場合、飛行機を降りてから手荷物受取場に進むまで、だいたい30~40分くらいかかります。途中で入国審査があるからです。
たいていの場合、入国審査待ちで長い列ができています。その間ずっと抱っこしなければいけないのは、本当につらいです。長旅のあとで疲れていますしね。子供が眠っている場合はなおさらです。だから子連れの場合は遠慮なく、チェックイン手続きのときにベビーカーのゲートユースをお願いしちゃいましょう。
エバー航空でゲートユースをお願いした場合は、飛行機を降りて灰色の細い道(正式名称はパッセンジャー・ボーディングブリッジ)を進み、空港ターミナルのビルに入る直前に「Baby Stroller Pickup」と書かれたピンクの看板があります。そこで待っていると預けたベビーカーを持ってきてくれます。ベビーカーは和製英語で、正しくはbaby stroller(ベイビー ストローラー)です。
セキュリティチェック時は子供の飲み物に注意
航空会社のカウンターで荷物を預けた後は、国際線出発口に向かいます。ここで手荷物をX線検査に通し、自分は金属探知機のゲートを通ります。ご存じの方も多いと思いますが、機内への液体類の持ち込みは制限されています。ここで問題になるのが、子供用の飲み物。離陸時に耳抜きを促すために飲み物が必要になるので、何かしら持ち込みたいところです。
今回の旅では、出国手続き後に自販機でペットボトルを購入しました。これだと自由に持ち込めます。2歳0ヶ月の息子はペットボトルから直接飲めるので、ストローマグは持っていきませんでした。
でも幼児を同伴する場合、中身入りのストローマグを持ち込んでも大丈夫そうです。
国土交通省の「量的制限の対象となる液体物のリスト」の4ページ目を見ると、「乳児用離乳食、乳児用飲料(乳児用のほうじ茶、乳幼児用スポーツドリンク、妊産婦用栄養ドリンク、妊婦用ゼリー)」が乳幼児同伴の場合に限り持ち込み可であることが分かります。ただし検査員への申告が必要だそうです。
私は国内線に乗ったときにストローマグを持ち込んだことがあります。セキュリティチェックの際にはバッグから出し、カゴに入れてベルトコンベアに乗せました。そうすると係員の人に「チェックしたいのでふたを開けてください」と言われました。
マグのふたを開けて渡すと、においをかがれます。それでOKだったらそのまま持ち込めます。おそらく国際線の場合も似たような手続きを踏むのだと思います。
ちなみに、マグの中身のにおいをチェックしてもらうときは、蓋自体を取り外して渡しました。ストローの先からでは、においが分かりづらいためです。
乳幼児用グッズの機内持ち込みについては、成田空港公式サイトのQ&Aも参考になさってください。
【成田空港】幼児関連とおもちゃに関するご質問
幼児はベビーカーに乗ったまま金属探知機のゲートを通れる
私はチェックイン時に自分のベビーカーを預けて空港用のベビーカーを借り、息子を乗せていました。金属製のベビーカーに乗って金属探知機のゲートを通過すると、必ず音が鳴ります。そうすると職員の方に「ボディチェックをさせてください」と言われます。私が頷くと、手袋をはめた手で子供の体をチェックされます。問題なければそのまま通過できます。
出国審査では子供もパスポートとの顔写真照合あり
出国審査は私と息子で一緒に行きました。二人分のパスポートを入国管理官に渡してチェックを受けます。パスポートの顔写真と照合があるので、子供は必ず抱っこして、顔を管理官の方に向かせるようにします。なぜ抱っこする必要があるかというと、管理官からは低い位置が見えないからです。
(成田空港のHPよりお借りしました。出国審査場での写真撮影は禁じられています)
照合が済み、息子のパスポートにも無事スタンプが押されました。
(写真は帰国後に撮ったもの)
おまけ・出国手続き前に子供を遊ばせる場所
手続きの流れは以上ですが、早めに空港についたときに、子供を遊ばせる場所を頭に入れておくと便利です。成田空港第一ターミナル・展望室で飛行機見学
展望室は最上階の5Fにあります。2歳0ヶ月の息子の身長でも、ちゃんと見えます。
成田空港第一ターミナル・キッズパーク
5Fには子供が遊べるスペースがあります。出国前に行くならここです。真ん中に滑り台。それ以外のおもちゃは、ボブルス(動物の形をしたクッション)だけです。長居はしづらいかも。
上の写真のキッズパークの位置はこちら
出国手続き後でも利用できるところがあります。
そのほかのキッズパークの位置はこちら
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初めての子連れ海外は緊張しますが、上記の流れを念頭において、パスポートさえ忘れていなければ何とかなります!(笑) これから出かけられる方の参考になると嬉しいです。
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全部で20記事予定。各記事のタイトルにリンクが貼ってあります。
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